終活準備(エンディングノート)
皆さまは、「エンディングノート」という言葉がいつ頃から使われ始めたかご存じでしょうか。
この言葉が初めて用いられたのは、1991年に葬儀用贈答品卸業を営むセキセー株式会社の石原氏が著した書籍『マイ・エンディング 私の準備ノート』のタイトルにおいて、「エンディング」というキーワードが使われたことがきっかけと言われています。
その後、2003年にはNPO法人「ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブ(NALC)」が『NALCエンディングノート』を発行し、累計12万部を超えるヒットとなり、一般にも広く認知されるようになりました。
現在では、75歳以上の方の約65%がエンディングノートの存在を認識しており、実際に購入された方は、75歳以上で約23%、70代前半で22%、60代では約10%というデータがあります。
しかし、ここで現実的な問題が浮かび上がります。
そのノートを“完成”まで仕上げている方は、実は全体の約4割程度にとどまっているのです。つまり、6割以上の方が、途中で記入を止めてしまっているということになります。
理由としては、「記入すべき内容が多すぎる」「考えるうちに気が重くなってしまう」といった声が多く聞かれます。やはり、残されるご家族への大切なメッセージですので、気軽には進められないというのが実情のようです。
そこで、我々I・NESTがご提案しているのが、「サンクスメモリー」という簡易的な情報一覧表です。
エンディングノートのように網羅的ではないものの、“必要最低限の情報”を整理して残せる、実用性の高いツールとなっております。
何より、お客様にとっては、雑談のような雰囲気でお答えいただいた内容をもとに、次回お会いする際には、きれいに整理された一覧表が手元に届くという点が、ご好評いただいております。
“終活”という言葉にはやや後ろ向きな印象もあるかもしれませんが、これは「これからの人生を安心して生きるための準備」です。
いざという時だけでなく、日々を穏やかに過ごすためにも、私たちはこの「サンクスメモリー」を多くの方にご紹介してまいりたいと考えております。
ご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
渡辺
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