楠木正成公に学ぶ、信頼を大切にする生き方
弊社の本社オフィスは、湊川神社のすぐ隣にあります。開業以来、長きにわたりご加護をいただいてきたと感じていますが、あらためて、地元神戸で「楠公さん」として親しまれ愛されている楠木正成公とはどのような方だったのか、考えてみました。
楠木正成公は、己の利益よりも信義・忠義を貫いた武将として知られています。私利私欲のためではなく、日本という国の在り方を守るために、最後まで命をかけて戦い抜いた、日本史上もっとも尊敬された人物の一人です。徳川光圀公や幕末の志士たち、明治天皇からも深く敬愛されていたと伝えられ、皇居に武士として銅像が建てられているのは正成公ただ一人だそうです。まさに大和魂、侍魂の象徴といえる方ではないでしょうか。
では、なぜそれほどまでに尊敬されたのでしょうか。正成公は、高い目的意識をもって魂を燃やし、生き抜いた方だったのだと思います。
正しいと思うことを貫く「勇」。どんな逆境でも知恵を尽くして諦めない「智」。私利私欲ではなく人を大切にし、約束や信頼を重んじる「仁」。誰のために、何のために生きるのか――道徳観や死生観が見えにくくなった現代にあって、正成公は智・仁・勇の三つを兼ね備えた考え方、生き方を貫いた方でした。正成公の兜には、この三つの柱がしっかりと飾られていたそうです。
私たちは普段の仕事において、つい目先の損得や利害にとらわれ、「誰かのために」という目的意識をもった生き方・働き方を見失ってしまうことがあるように思います。だからこそ、正成公のような、日本人としてかっこよい生き方、美しい生き方を、少しでも学び実践していきたいものです。
弊社の理念は「信頼を第一に 感謝を喜びに」。約束や信頼を何よりも重んじた正成公の「仁」の精神は、お客様との信頼の上に成り立つ私たちの仕事の原点そのものだと感じます。保険という商品は、形のない「約束」です。だからこそ、知恵を尽くし(智)、お客様一人ひとりを大切にし(仁)、正しいと思うことを貫く(勇)――その積み重ねの先にしか、本当の信頼は生まれないのだと思います。
私自身、人生も後半戦となってきました。楠公さんに見守られながら、誰かのために、地域のために、身近な人のために――信頼される、かっこいい大人でありたいと、あらためて感じています。
尾庭
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