2020年03月05日
日本でもコロナウイルスが感染拡大してきていますが、ヨーロッパでもイタリアをはじめ大きな影響が出ています。その影響を受け、フランス、ニースのカーニバルも最終日が中止になったというニュースを聞きました。ニースのカーニバルはヨーロッパの中でも大きなイベントの一つで、毎年2月に2週間ほど開催され、世界中から100万人ほど観光客が訪れます。私もフランスに留学していた時には見に行き思い出があるので、今回のことは残念に思いました。カーニバルとは、四旬節(イースターを迎えるための節制や断食をする期間)の前に思いっきりはしゃいで楽しむためのお祭りです。国や地域によって内容は異なりますが、ニースでは大きな山車が作られ、パレードが繰り広げられます。お花を配るパレードなんかもありとても華やかです。日本でも近年、キリスト教のイベントが、クリスマス以外にもハロウィンやイースターなど取り入れられていますが、カーニバルはまだまだ馴染みのないイベントですし、日本ではキリスト教の行事を、その意味まで考えて取り入れることはあまりないかと思います。意味を知るとより一層興味を持て、楽しめるかと思います。ぜひ、カーニバルをご覧になる機会があれば、そういった背景も考えつつ楽しんでいただければと思います。そして、来年は何事もなく、無事に世界中で開催できることを祈っています。 長谷川